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『ベアゲルター 5』沙村 広明

後から始まった『波よ聞いてくれ』のほうが巻数も多くアニメ化もされたしで内容的にも白沙村広明といった感じで一般受けする話であるのに対してこちらは『無限の住人』の流れをそのまま受け継ぐ、といってもバイオレンスの部分においてなのだが、前巻から約2年ぶりに続きが出た。
2年も経っているので正直どんな話だったのか忘れてしまった部分もあるけれども、まあ忘れてしまっていたとしてもそれほど問題ない。
ここにきてようやく事件の黒幕らしき存在が登場して、主人公が巻き込まれた事件の全貌が見え始めてくる。それにしてもよくまあこんな設定を作るものだとそれも並行して『波よ聞いてくれ』を描きながらで、グロテスクさは相変わらずである。
今回はそういったグロテスクさは抑えめで、前巻がひどすぎたというのもあるけれども、派手な戦闘場面が主体で相変わらずハッタリが効いていてかっこいい。それでいてこれだけやられたら死ぬんじゃないかというほどボロボロになりながらも誰も死なず、敵味方ともにそのタフさを見せつつ続きは次巻。ということで次も二年後になるのかな。




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